童謡・唱歌と情景写真なら

大黒さま

   作詞 : 石原和三郎 / 作曲 : 田村虎蔵

福島県二本松市

おおきなふくろを かたにかけ
だいこくさまが きかかると
ここにいなばの しろうさぎ
かわをむかれて あかはだか

 

だいこくさまは あわれがり
 「きれいなみずに みをあらい
 がまのほわたに くるまれ」と
よくよくおしえて やりました

 

だいこくさまの いうとおり
きれいなみずに みをあらい
がまのほわたに くるまれば
うさぎはもとの しろうさぎ
             (明治38年)

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たこの歌

   文部省唱歌

静岡県松崎町

たこ たこ あがれ
風よく うけて
雲まで あがれ
天まで あがれ

 

絵だこに 字だこ
どちらも 負けず
雲まで あがれ
天まで あがれ

 

あれあれ さがる
ひけひけ 糸を
あれあれ あがる
放すな 糸を
         (明治43年)

 

 
  ピアノ伴奏

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竹田の子守唄

   京都竹田地方の子守唄

京都府京都市

 守もいやがる 盆から先にゃ
 雪もちらつくし 子も泣くし

 

 盆がきたとて なにうれしかろ
 帷子(かたびら)はなし 帯はなし

 

 この子よう泣く 守りをばいじる
 守も一日 やせるやら

 

 はよもいきたや 
 この在所(ざいしょ)越えて
 むこうに見えるは 親のうち

 

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たなばたさま

   作詞 : 権藤はなよ / 作曲 : 下総皖一

宮城県仙台市

ささの葉 さらさら
(のき)ばに ゆれる
きらきら お星さま
金銀(きんぎん) 砂子(すなご)

 

五色(ごしき)の 短(たん)ざく
わたしが かいた
きらきら お星さま 
空から 見てる
          (昭和16年)

 

 

 

 

 

 
  ピアノ伴奏

 

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谷間のともしび

   作曲 : J. Lyons, S. C. Hart, The vagabonds

長野県山ノ内町

There's a lamp burning bright in a cabin
In a window it's shining for me
And I know that my mother is praying
For her boy she is longing to see

 

When it's lamp lighting time in the valley
Then in dreams I go back to my home
I can see that old light in the window
It will guide me where ever I roam

 

When it's lamp lighting time in the valley
Then in dreams I go back to my home
I can see that old light in the window
It will guide me where ever I roam
                  (1930年代)

 

 
  ピアノ伴奏

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茶摘

   文部省唱歌

佐賀県唐津市

夏も近づく 八十八夜
野にも山にも 若葉が茂る
「あれに見えるは
 茶摘みじゃないか
 あかねだすきに
 菅(すげ)の笠(かさ)

 

日和(ひより)つづきの 今日この頃を
心のどかに 摘めつつ歌う
「摘めよ 摘め摘め
 摘まねばならぬ
 摘まにゃ日本の
 茶にならぬ」
              (明治45年)

 

 
  ピアノ伴奏

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中国地方の子守歌

   岡山県民謡

群馬県沼田市

ねんねこ しゃっしゃりませ
寝た子の 可愛(かわい)
起きて泣く子の ねんころろ 
(つら)(にく)
ねんころろん ねんころろん

 

ねんねこ しゃっしゃりませ
今日は二十五日さ
明日はこの子の ねんころろ 
宮詣(みやまい)り
ねんころろん ねんころろん

 

宮へ詣(まい)ったとき
なんというて 拝(おが)むさ
一生この子の ねんころろ 
まめなよに
ねんころろん ねんころろん
              (昭和3年)

 

 
  ピアノ伴奏

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蝶々

   作詞 : 野村秋足 : スペイン民謡

北海道上富良野町

ちょうちょう 
ちょうちょう
菜の葉に とまれ
菜の葉に 飽(あ)いたら
桜にとまれ
桜の花の 花から花へ
とまれよ あそべ
あそべよ とまれ
           (明治14年)





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ちんちん千鳥

   作詞 : 北原白秋

宮城県女川町

ちんちん千鳥の
(な)く夜さは 啼く夜さは
硝子(ガラス)戸 しめても
まだ寒い まだ寒い
ちんちん千鳥の
啼く声は 啼く声は
(あかり)を 消しても 
まだ消えぬ まだ消えぬ

 

ちんちん千鳥は 
(おや)無いか 親無いか
夜風に 吹かれて
川の上 川の上
ちんちん千鳥よ
お寝(よ)らぬか お寝らぬか
夜明けの 明星(みょうじょう)が 
早や白(しら)む 早や白む
             (大正10年)

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