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旅愁

   作詞 : 犬童球渓 / 作曲 : オードウェイ

福島県磐梯町

ふけゆく秋の夜 旅の空の
わびしき思いに ひとり悩む
恋しや故郷(ふるさと) なつかし父母
夢路にたどるは 故郷(さと)の家路
  ふけゆく秋の夜 旅の空の
  わびしき思いに ひとり悩む

 

窓うつ嵐に 夢もやぶれ
はるけき彼方(かなた)に こころ迷う
恋しや故郷 なつかし父母
思いに浮かぶは 杜(もり)のこずえ
  窓うつ嵐に 夢もやぶれ
  はるけき彼方に こころ迷う
               (明治40年)

 

 
  ピアノ伴奏

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りんごのひとりごと

   作詞 : 武内俊子 /作曲 : 河村光陽

青森県西目屋村

私は真っ赤な りんごです
お国は寒い 北の国
りんご畑の 晴れた日に
箱につめられ 汽車ぽっぽ
町の市場へ つきました
りんご りんご りんご
りんご 可愛(かわい)い ひとりごと

 

くだもの店(てん)の おじさんに
お顔をきれいに みがかれて
皆んな並んだ お店さき
青いお空を 見るたびに
りんご畑を 思い出す
りんご りんご りんご
りんご 可愛い ひとりごと

 

今頃どうして いるかしら
リンゴ畑の おじいさん
箱にりんごを つめながら
歌を歌って いるかしら
たばこを ふかして いるかしら
りんご りんご りんご
りんご 可愛い ひとりごと
              (昭和15年)

 

 
  ピアノ伴奏

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ローレライ

   作詞 : 近藤朔風 / 作曲 : ジルヘル

山形県酒田市

なじかは知らねど 心わびて
昔の伝説(つたえ)は そぞろ身にしむ
さびしく暮れゆく ラインの流れ
入日に山々 あかく映(は)ゆる

 

(うるわ)し少女(おとめ)
巌頭(いわお)に立ちて
黄金(こがね)の櫛(くし)とり 
髪のみだれを
(と)きつつ口吟(くちずさ)ぶ歌の声の
神怪(くすし)き 魔力(ちから)
(たま)もまよう

 

漕(こ)ぎゆく舟びと 歌に憧(あこが)
岩根も見やらず 仰げばやがて
浪間(なみま)に沈むる ひとも舟も
神怪(くすし)き摩歌(まがうた)
(うた)う ローレライ
               (明治42年)

 

 
  ピアノ伴奏

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